REVIEW GUIDE
個人間RMTのリスク・支払いと受渡しの注意点
個人間の取引では、代金を払っても受け取れない、渡したのに入金されないといった問題が起こり得ます。相手との合意だけでなく、ゲームの規約と取引サービスの対応範囲を確認することが必要です。このページでは、個人同士でゲーム内の通貨・アイテム・アカウントをやり取りする場合に、支払い・受渡し・受取確認の各場面で確かめたい点と、トラブルになったときの記録の残し方を順に整理します。
規約と仲介サービスの役割を確認
個人同士でも、ゲームが禁止しているRMTが許可されるわけではありません。利用するゲームの規約を先に確認してください。多くのオンラインゲームは、ゲーム内の通貨・アイテム・アカウントを現実の金品で売買することを規約で禁止しており、取引の相手が業者か個人かによって扱いが変わるとは限りません。
代金を一時的に預かる仲介サービスでも、どの時点で売り手へ代金が渡るか、申立て期限、補償対象と対象外を確認する必要があります。仲介があることと、ゲーム運営が取引を認めていることは別です。
取引サービスの利用規約には、サービスが対応する範囲と、当事者同士で解決することになる範囲が書かれています。ゲーム内で受け渡すものは、サービスの側から受渡しの事実を確かめにくい場合もあるため、申立てのときにどのような記録を求められるかも合わせて確認しておくと判断しやすくなります。
個人間取引でも重なる三つのリスク
個人間の取引でも、考えておきたいリスクは業者を通す取引と同じく三つに分けて整理できます。規約違反としてアカウントの利用停止などを受ける可能性、代金や品物が届かないといった取引上のトラブル、そしてログイン情報や個人情報を渡したことによる不正ログインや情報の流出です。
個人間では、条件の説明、受渡しの段取り、問題が起きたときの連絡を、すべて相手と直接やり取りすることになります。買い手には代金を払っても受け取れないリスクが、売り手には品物を渡したのに入金されないリスクがあります。どちらの立場でも、合意した内容を記録しておくことが、後から経過を確かめる材料になります。
個人間の取引では、業者のように取引の手順や問い合わせ窓口があらかじめ示されているとは限りません。条件をその都度相手と決めることになるため、決めた内容がどこに記録されているかを、取引の前に確かめておくことが大切です。
相手からの連絡だけで支払い済みと判断しない
売り手側では、送金したというメッセージや振込画面の画像だけで入金済みと判断せず、自分の口座やサービス内の正式な取引画面で確認します。買い手側も、先払いを急かされたり、取引サービス外での送金に誘導されたりしたら、いったん手を止めて条件を確認してください。
銀行振込であっても、被害回復や相手の特定が保証されるわけではありません。氏名や本人確認書類の画像が提示されても、それだけで相手の信用を確定できません。
入金の確認に時間がかかる場合も、確かめられるまでは品物やログイン情報を渡さないという順番を守ることが基本です。支払い方法によって反映までの時間が異なることもあるため、合意の段階で入金確認の方法と時期を決めておくと、行き違いを減らせます。
買い手の立場では、支払いの前に相手の取引実績や評価を確かめることもできます。ただし、評価の数が多いことが、今回の取引の安全を保証するわけではありません。
受取確認の前に条件との違いを確認
取引対象、数量、受渡し期限、手数料、キャンセル条件を合意前に確認し、記録を残します。受取確認や取引完了の操作が代金の支払い確定につながるサービスでは、内容を確かめる前に完了しないでください。
代金を一時的に預かる仲介サービスでは、受取確認などの操作をきっかけに売り手へ代金が渡る場合があります。受け取った品物の種類・数量・状態を合意した条件と照らし合わせ、違いがあれば完了の操作をする前に、サービスの手順に沿って連絡します。申立ての期限を過ぎると扱いが変わる場合もあるため、期限も確かめておきましょう。
数量の多い通貨やアイテムを受け渡す場合は、受渡しの方法や回数も合意の段階で決めておくと、受取確認のときに照らし合わせやすくなります。途中で予定と違う受渡し方法を提案されたときも、いったん条件を確かめ直してから進めましょう。
ただし、その時点でログインできたというだけでは、アカウントの継続利用まで保証されません。アカウント売買には、連携先や登録者による復旧など、受渡し後にも問題が残る可能性があります。
トラブル時は記録を残して相談
出品ページのURLと画面、相手とのやり取り、取引番号、振込明細、発生日時を保存し、利用した取引サービスへ連絡します。詐欺が疑われる場合は、保存した記録とともに警察へ相談してください。追加の支払いで解決すると言われても、内容を確認せずに応じないようにしましょう。
記録は取引が終わるまで、できれば問題が解決するまで消さずに残します。メッセージの履歴は、相手の退会や取引の取消しによって見られなくなることもあるため、画面を保存しておくと安心です。相談するときは、いつ・何を・いくらで・どの方法で取引したかを時系列にまとめておくと、状況を伝えやすくなります。
取引サービスへ連絡するときは、相手の利用者名や取引番号、何が合意と違ったのかを具体的に伝えます。相手とのやり取りを続ける場合も、サービス内のメッセージ機能を使うと、経過が記録として残ります。
当サイトは個人間売買の仲介や代金の預かりを行っていません。旧RMT掲示板も閉鎖しています。
取引の前に確かめる順番
個人間の取引を検討するときは、まずゲームの公式規約で、取引しようとしているものの売買がどう扱われているかを確認します。次に、利用する取引サービスの運営者の表示と問い合わせ先、代金を預かる仕組みの有無、申立ての方法と期限を確かめます。そのうえで、相手と取引対象・数量・金額・受渡しの方法と期限を決め、合意した内容を記録として残します。
受渡しが遅れたときにどこへ連絡するか、取引サービスの外でのやり取りを求められたらどうするかも、事前に決めておくと判断に迷いにくくなります。不明点が解消しないまま支払いや受渡しに進まないことが、トラブルを避けるための基本です。被害に遭った場合は、記録をそろえて、警察の相談窓口や消費生活センターに相談できます。